ちゃんと寝ているのに疲れが取れない理由は?
気持ちは若いつもりでも、朝からグッタリ~。
常に体調がすぐれない・・・
顔色がさえない。最近シミが増えてきたような気がする・・・
もう歳だから・・・といって、諦めていませんか?
実は、疲れや不調の根本原因は「副腎」という臓器がかかわっています。
日常的に疲れがとれない方は、下記の項目をチェックしてみて下さいね。
✔ 朝起きられないほどのダルさ!目覚ましを3つかけても目が覚めない
✔ 慢性的に疲れている。ひどくなると朝から動けない
✔ 常に体調がすぐれない
✔ 記憶力の低下がみられる、仕事の生産性が以前より低くなった
✔ もしかしてウツ?原因不明の恐怖や不安を多く抱えている
✔ 忍耐力が減った。以前より他人に対してイライラする
✔ 動悸がする、ひどくなるとパニック発作を起こす場合がある
✔ ベッドや椅子から立ち上がるときに、クラクラしたり、目の前が真っ白になる
✔ ストレスを受けると、お腹がすいたりフラフラする
✔ 低血圧である
✔ 原因不明の頭痛がしばしば起こる
✔ 不眠症 or 睡眠困難がある
✔ 蕁麻疹、アレルギーを起こすようになった、アレルギー反応の頻度や重症度が増加した
✔ 花粉、ハウスダスト、ダニにアレルギーがある
✔ 光に対し過敏、日光アレルギーがある
✔ 明白な理由なしに、肩や背中の筋肉が痛む
✔ 首のリンパ節が腫れていことが多い or 慢性的に首が凝って痛む
✔ 気管支炎、喘息、肺炎、コロナにかかった or 風邪をひきやすい
✔ 足首がむくんでいる、むくみは夕方の方がひどい
✔ 冷え性である
✔ 手のひら、指先の赤みが強い
✔ 抜け毛がひどくなった
✔ 顔、首、腕にシミが増えた
✔ 唇、皮膚のひだ、傷跡、乳首、関節のシワの黒ずみが濃くなった
✔ 月経前に下腹痛、ムクミ、イライラ、頭痛(PMS)の症状が悪化する
✔ 緊張すると、胃もたれ、胃痛を起こしやすい
✔ 理由もなく吐き気がする
✓ 原因不明の下痢が頻繁に起こる
✔ カフェイン(コーヒー、ココア、コーラ)やチョコレートの力を借りないと仕事ができない
✔ アルコールを飲まずにいられない
✔ 甘い物を無性に欲する or 果物をたくさん食べる
※「若くて疲れ知らずの人は副腎が元気!」上符正志先生 著
「医者も知らないアドレナルファティーグ」ジェームズL・ウイルソン著より
さあ、皆さんはいくつ当てはまりましたか?
もし、これらの症状に対し、身に覚えが多くありませんか?もしくは、このような症状で困っているご家族やパートナー、友人がいるかもしれませんね。
まさに自分に当てはまる!と強く思う項目が1つでもあれば「副腎疲労症候群」の可能性があります!そのような方は、ぜひ最後までお読みください。
「副腎疲労症候群」について詳しく教えて!
まずは「副腎」についてご説明しますね。
副腎は、腎臓の上にチョコンとついている小さな臓器ですが、その働きは多岐にわたります。なんと副腎は50種以上ものホルモンを製造しているんです!
【副腎の働き】
・ストレスから身を守ってくれます
・性ホルモンを分泌し、女性らしさ、男性らしさを保つ働きがあります(副腎が疲弊すると妊娠も難しくなります。)
・閉経後、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)をつくります
・体を酸化から守り、若さを維持したり、細胞を修復してくれます
・血糖値を調整します
・免疫システムであるリンパ球をつくります
・脂肪の代謝を促し、肥満の予防をサポートします
・細胞の修復や再生を促します
・心臓や血管をコントロール、血圧を調整する作用があります
ところが、これほど重要な働きをしている「副腎」の働きが悪くなったらどうでしょう?
強い疲労感がとれない日々が、半年以上続き、ひどくなるとウツ、不眠、低血糖、風邪、アレルギーが出てくる場合もあります。放っておくと糖尿病、喘息、アルコール依存症、線維筋痛症、自己免疫疾患、虚血性心疾患、リウマチなど生活習慣病のリスクにもつながります。
日本ではあまり認識されていない病態ですが、アメリカでは、すでに30年以上前から広く認知されおり、患者数はアメリカで約4,000万人と推測され、国をあげて研究されています。
閉経後も若さや美を保つには、副腎の働きが必要不可欠!
副腎が疲弊している方は、適切な水準のホルモンを製造できなくなり、性ホルモンの値がグーンと低くなります。
実は、女性ホルモンは、ストレスによって生じる細胞の酸化や損傷を防ぐといった重要な働きがあるため、女性ホルモンの値が低くなる閉経後は、より一層、細胞が酸化しやすくなります。
細胞の酸化は、紫外線、ストレス、喫煙、アルコール、電磁波、汚染された大気、睡眠不足によって進行します。若い頃は、多少無理をしても、体のサビは防げますが・・・
40代、50代以降となるとそうはいきません!卵巣からの女性ホルモンのバックボーンがなくなるため、年を重ねるごとに、サビはどんどん進行し、肌のシミ、乾燥、白髪、薄毛になっていくのです。
ちなみに体のサビが発生しやすい場所は、細胞分裂の速い場所です。卵巣、精巣、皮膚、粘膜、髪、免疫システムを支える腸粘膜や白血球などがそれに値します。
閉経を迎えると、卵巣という工場は閉鎖します!(残念ではありますが・・・)もはや若い頃のように、女性ホルモンの恩恵を受けることは出来なくなるのです。
しかし、更年期や閉経された皆様、まだ諦めないでください!これからは、卵巣の代わりに「副腎」が女性ホルモンを製造してくれますので、どうか副腎を大切にしてあげてくださいね。
副腎疲労を招く「とってはいけないNG飲食3選」
疲弊してしまった副腎を立て直すには、まずは副腎疲労の原因を取り除くのが先決です!副腎疲労を招く習慣は、沢山あり過ぎて、ここでは紹介しきれないので、3つに絞ってお伝えします。
詳しく知りたい方は「医者も知らないアドレナルファティーグ」 ジェームズ・L・ウイルソンをぜひ読んでみてくださいね。とても面白い本ですので、ぜひ買ってみてください。
NG飲食1 小麦粉、砂糖、乳製品
副腎疲労を起こしている人は、正常な血糖値を保つことが、そもそも出来ません。低血糖症のため、強烈にパン、ケーキ、クッキー、チョコレートバー、デニッシュなどを欲しますが、こういった物を口にすると、一時的に元気になりますが、しばらくすると血糖値が急降下するため、かえって副腎は疲弊しグッタリします。
また消化する際に、副腎を回復するためのビタミンやミネラルまで失われてしまいます。さらに、小麦粉や砂糖、乳製品は、腸管粘膜を弱め、アレルギーを起こしたり(リーキーガット症候群)副腎疲労をより悪化させてしまう原因にもなります。
小腹がすいたら、梅干し、ナッツ、昆布、塩をふったゆで卵、野菜スティックはいかがですか?「塩分とたんぱく質」を補ってあげると、副腎疲労、老化防止を防いでくれますよ。
NG飲食2 カフェイン
はい!皆さんが大好きな「カフェイン」のお話です。
「目覚めのコーヒーがないと、一日が始まらない!」なんていう方も多いのでは?
ところが、コーヒーは副腎疲労の大敵なんです。コーヒーだけではありません!
コーラ、ココア、リポ○タン、オロナミ○Cなど健康ドリンクもそれに該当します。
特に副腎疲労の方は、コーヒーやコーラを無性に飲みたくなり、一日に何杯も飲むカフェイン中毒になる傾向があります。
確かにカフェインは、副腎を過剰に刺激するため、コルチゾールを一気に高め、一時的に活力がわくのですが、カフェインが切れたとたん、コルチゾールも急速に下がるため、さらにひどい疲れが襲ってきます。こうして、疲れた体に、カフェインというムチを打ちながら、無理やり活動をしていくうちに、ひどい副腎疲労のループにハマっていくのです・・・
副腎疲労の方は、コーヒーをやめた方が良いのですが、止め方にはコツがあります。
・1日に飲む回数を減らす
・夕方4時以降は、飲まない
・いつもより薄めて飲む
・カビていない鮮度が高く、品質の良いコーヒーを選ぶ
・空腹時にコーヒーを飲まないこと!どうしても飲みたい場合は「食後に飲む」
・飲みたい衝動にかられたらカフェインレスコーヒーを選択する
私も大のコーヒー党なんですが、歯のホワイトニングに行って以来、コーヒーのステインが歯に付着するのが、ストレスになりコーヒー絶ちに成功しました。コーヒー好きの方は、歯のホワイトニングに行くのも手かもしれませんよ。(笑)
NG飲食3 アルコール
はい!難易度がどんどん高くなってきましたね。(笑)
副腎疲労を起こしている方は、低血糖症のため、アルコール依存症になる傾向があります。(アルコールが苦手な方は、甘い物に走る傾向があります。)
アルコールは、飲んだ瞬間に細胞に素早く吸収され、血糖値が急速に上がるため、一時的に気分が良くなりますが、血糖値が乱高下するため、気づいたら副腎がボロボロになります。
副腎疲労を起こしている方は、アルコールを呑まないのがベストですが、強い中毒性があるため、止めることは、かなり難しいと思います。そのような方に、オススメの呑み方を紹介します。
・脂肪や油の多い食事と一緒に呑む。(すきっ腹で呑むのを避けること!)
・呑む場合は、糖質の多いお酒は避け「赤ワイン、ウイスキー、焼酎」などに厳選する
・どうしても呑みたい時は、1日に20グラム以内におさえること!
・ワインを頂くなら、亜硫酸塩フリーの「オーガニック」のものをチョイス!
【アルコール20グラムの目安】
ビール 500ml
日本酒 180ml
ワイン 200ml
チューハイ 350ml
ウイスキー 60ml
焼酎 100ml
何を隠そう、私も大の酒好きで、365日大量にアルコールを摂取していたのですが、最近、夕方になると蕁麻疹やカユミがでてきてしまうため、現在はアルコールを20グラム以内に減酒しています。計量カップでキッチリ計って、頂くのが「成功の秘訣」ですね!(笑)
大量に呑めないのは、ストレスになりますが、蕁麻疹は一切でなくなりました。お陰様で、肌の調子がよく、睡眠の質も上がったので、プラス面の方が大きいと実感中!今後も続行していく予定!
※2021年12月1日を持ちまして、断酒しました。
それでも疲労感がとれない方は、首に問題がある
あなたの疲れの原因は「副腎」だけではありません!
いくらパンやお菓子、コーヒー、アルコールを控えても、睡眠も十分にとっているのに、疲れがぬけない場合は、首に問題がある可能性があります。
首には、自律神経が巡っているため、首コリがある方や、ストレートネックの方、長時間うつむき姿勢でいる方、事故の後遺症がある方は、自律神経が正常に機能していない可能性があります。
首に問題がある方は、常に緊張モードの交感神経が、リラックスモードの副交感神経より優位になっています。交感神経が優位になると、アクセルを踏みっぱなしで、常時「戦闘モード」のような状態になっています。すると心も体も疲弊し、すぐにエネルギー切れになり、やがて燃え尽きてしまいます。
長引く強い疲労感に、鍼がオススメです
副腎疲労に対し、一般の病院では、ビタミン療法や抗うつ剤、漢方薬をつかった薬物療法が行われていますが、治癒率はたったの10%程度だそうです。
副腎疲労に関しての根治的な療法は、まだ確立していない段階ですが、首こりを取ると、全ての症状がきれいに無くなり、その治癒率は95%だと言われています。(東京脳神経センター松井孝嘉博士)
首を巡る自律神経は、皮下5㎝~10㎝奥にあります。副腎疲労を起こしている方は、首が硬く、筋肉が自律神経を圧迫されているため、常に交感神経が高い状態になっています。このような方は、ブレーキ故障で、アクセルを踏みっぱなしの状態になっています。常に戦闘モードになっているため、心も体も電池切れになり、やがて倦怠感に悩まされるようになります。
首の筋肉をいくらマッサージしても、さすがに皮下5㎝以上奥まで柔らかくすることは不可能です。ところが鍼なら、容易に皮下5㎝~10㎝奥まで柔らかくすることができますので、自律神経が正常に働けるようになります。長引く疲労感や倦怠感でお困りの方は、鍼で首の深層筋を緩めてあげると回復に進むでしょう。
当サロンの40代女性お客様 副腎疲労が大幅に改善!
実際に、副腎が疲労しているかどうかは、血液検査によって調べることが可能です。
当サロンに通っていらっしゃる40代の女性お客様は、長引くテレワークと残業と激務によって、副腎の値が859しかありませんでした。平均が1500から3500ですので、平均よりもうんと低い値です。ちなみに500以下になると「燃え尽き症候群」になる可能性があります。
まずは、副腎の大敵である小麦粉や乳製品、砂糖を控えて頂きながら、自律神経が正常に機能するように首の深層筋のコリを、鍼でほぐしていった結果、859しかなかった副腎の値が、なんと2350まで回復することに成功しました!本当によかったです!
○副腎疲労の数値を知りたい方は、ルネスクリニック東京で受診できますよ。
回復にはどれくらい時間がかかるの?
副腎疲労の回復には、早い方で3か月!最長で2年かかる方もいます。
回復までに期間がかかる方でも、定期的な鍼灸、十分な睡眠、食生活を改善すれば、早期回復の兆しがみられますのでご安心を!
実は、慢性的な副腎疲労を回復させるには、容易なことではありません。途中で、停滞期があったり、後退したかのように感じられる時期があるかもしれません。
もし後退したかのように見えたら、まずはご相談ください。一緒に原因を探り、解決のお手伝いをさせていただきます。続けていくことで、必ず前進していきます。
行動をやめてしまったならば、回復の道は、完全に閉ざされてしまいます。だからこそ、マイペースでもよいので継続していくことが大切です。
まとめ
私自身も副腎疲労に悩まされた経験がありました。当時、ホルモン補充療法をしたところ、疲労回復を実感することが難しく、ニキビがたくさん出来たため断念しました。
それもそのはず!
「副腎」と「脳」は相関関係にあるためです!
疲弊している副腎に対し、サプリメントをいくら補っても「十分に補充できたよー」という情報が、脳にフィードバックされなければ、脳は副腎にホルモンが十分にあることを認識できません。
逆に、ホルモンのコントロールタワーである脳からの指示が、副腎に正しく伝わらなければ、副腎を根本的に回復させることは難しいと思います。たとえ、血液検査でホルモン値が上がったとしても、脳に正しくフィードバックされなければ、脳は疲れがとれたと認識することは難しいのではないでしょうか?
「ホルモンのコントロールタワーである脳」と「ホルモンを製造している副腎」がスムーズにやり取りできてこそ根本解決するのだと、私は考えています。
副腎と脳がラブラブな関係を持続するには、仲介役である「首を巡る自律神経」が正常に機能できるようにしていく必要があります。
ちょっと専門的な説明になりましたが、ご理解いただけましたでしょうか?
鍼が、皆様のご健康やアンチエイジングの一助になりましたら、これ以上、嬉しいことはありません。最後までお読みいただきまして、ありがとうございます!
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