気象病、天気痛の不調を和らげるツボ

2022年05月07日

気象病(天気痛)って何?

気象病(天気痛)は天気が悪くなる前に、体調を崩したり、悪化する疾患の総称。主な症状に、頭痛、めまい、メニエール病、首こり、肩こり、気分の落ち込み、ウツ、食欲不振、吐き気、蕁麻疹、喘息、腰痛、神経痛、関節痛、古傷が痛むなどがあります。気象病(天気痛)を訴える方が、年々増加してきています。

 

気象病はなぜ起きるの?

気圧や気温のわずかな変化をコントロールしているのは「自律神経」

低気圧が近づいてきたり、台風、梅雨時は、交感神経の活動が亢進します↑↑交感神経が緊張すると、血管が収縮するため、首や肩がこってきたり、手足の冷え、胃もたれ、吐き気をもよおします。痛覚神経も敏感になるため、首や肩が痛くなったり、古傷がうずく場合があります。

 

自律神経は、後頭骨から首を巡っています。猫背の人、長時間のスマホ、パソコン操作する人は、首がこっているため、常に交感神経が過緊張しています。そのためわずかな気圧や気温の変化に対しても、自律神経のコントロールが効かず、不調に悩まされることになります。

 

つらーい気象病を和らげるツボはこれ!

 

完骨は、耳の後ろの出っ張った骨の下側の凹みにあります。親指でギューッと押し上げながら、首を左右に10回、前後に10回ずつ動かします。自律神経を整える効果、幸せホルモンであるセロトニンの分泌を促します。首のコリ、気象病(天気痛)を和らげてくれます。

 

あ門は、うなじの生え際、盆の窪にあります。あ門の奥には、自律神経の中枢である視床下部があります。あ門が硬くなっていると、常に交感神経が緊張モードになっているため、わずかな気圧の変化や寒暖差に対応できず、気象病や気分障害など引き起こしやすくなります。

 

両手の人差指、中指、薬指で、あ門をとらえて、首を前後に10回ずつ動かします。15分に1

回のペースでツボ押しを行うのが理想的ですが、難しければ朝、昼、夕、就寝前の4回は行うようにしてくださいね。

 

まとめ

首疲労であれば、ツボ押しやストレッチ、軽い運動、温熱で解消されますが、慢性化した首コリやストレートネックまで達すると、セルフケアだけでは戻らなくなります。そのような方はぜひ当院までご相談ください。Mari鍼灸Salonでは、自律神経の失調を起こしている原因である、深層筋のコリを鍼先でマッサージするように、ほぐしていきます。

 

深層筋は皮下5cm以上も奥にあるため、ストレッチやマッサージをしてもでは到底、ほぐれません。鍼なら容易に深層筋のコリをほぐす事ができます。深層筋が柔らかくなると、交感神経の過緊張がリリースされ、気象病(天気痛)による不調を根本から解消されます。

 

これから梅雨、台風シーズンを迎えます。気象病(天気痛)に負けない体づくりをしていきましょう!

 

 

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