鎮痛剤、湿布、薬を服用しても不調や病気が改善されない理由

2022年07月31日

鍼灸師になって15年近く経ちますが、世の中がデジタル化するに伴い、座り過ぎ、PCやスマホ、ゲームで目を酷使する方、夜更かしをする方が、激増しました!それに伴い、年々ストレートネック首こり、肩こり、眼精疲労、腰痛、座骨神経痛、パニック障害、不眠、胃腸障害、原因不明のアレルギー、蕁麻疹、婦人科トラブル、うつで悩む患者さんが、増加の一途をたどっています💦

 

 

 

私が問題視している点は、不調や病気になった原因を一切かえりみず、安易にクスリ、鎮痛剤、湿布、かゆみ止め、ステロイド、胃薬、睡眠薬、抗生物質、解熱剤、抗うつ剤に、手を出してしまう事にあります💦

 

薬に手を出していない方でも、疲れやストレス、悩みを、甘い物やカフェイン(栄養ドリンク、チョコを含む)ビールやワインなどで誤魔化していませんか?これらは、摂取した途端に、すぐラクになるように感じられるので、強い中毒性があり、なかなか止められるものではありません💦(私も以前はお酒を多飲していましたが、2021年12月1日から断酒しています。現在も絶賛続行中!)

 

実は「甘い物、カフェイン、お酒は、逆に交感神経を逆なでする」ってご存知ですか?長期間にわたり、薬、嗜好品に手を出し続けていると、全身老化、化膿性疾患、病気を招くようになります。

 

 

そこで今現在、不調や病気を抱えている方薬を飲んでも良くならない方は、ぜひ最後までお読みくださいね。何か1つでもヒントになって頂けましたら幸いです。

 

実は不調、万病の原因は交感神経の緊張にあった

 

私たちは、職場や家庭での人間関係のトラブル経済的な悩み恋愛や結婚、仕事、将来の悩み残業激務夜勤睡眠不足気温や気圧の変化スマホやPCを見ると、交感神経が緊張します。交感神経が緊張すると、顆粒球が増え、リンパ球が減少します。すると体内に大量の活性酸素が発生し、組織が破壊され、炎症が起きます。実はこれが全ての不調、万病の原因なのです。

 

7つのカテゴリー別 交感神経の緊張で起きる不調、病気

 

①血管が収縮し、血行不良、虚血状態が起こる

肩こり、手足のしびれ、背中の痛み、腰痛、ひざ痛、神経痛、顔面まひ、関節リウマチ、五十肩、痔、静脈瘤、歯槽膿漏、脱け毛、白髪、ドライアイ、めまい、高血圧、脳梗塞、脳動脈瘤、心筋梗塞、狭心症、不整脈、動悸、息切れ、パニック障害、偏頭痛、しもやけ、冷え性、アトピー性皮膚炎、乾燥肌、サメ肌

 

②排泄、分泌作用の低下によって”溜め込み”の促進

 

便秘、むくみ、鼻づまり、胆石、脂肪肝、尿毒症、ウオノメ、ガングリオン、妊娠中毒症、口喝感、食中毒、冷や汗、汗をかけない

 

③知覚が鈍る

耳の聞こえが悪い、難聴、視力低下、ピントが合わない、味覚異常、痛覚の低下(麻痺)

 

④緊張、興奮

 

イライラ、怒りっぽい、焦燥感、不眠、喉のつまり、胸やけ、食欲減退、やけ食い

 

⑤活性酸素によって組織破壊が起きる

癌、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、白内障、糖尿病、甲状腺機能障害、自己免疫疾患(細菌、ウイルスから体を守るための免疫が、自分の臓器、細胞を標的にしてしまう病気の総称)

 

⑥化膿性疾患が発症する

口内炎、おでき、化膿性ニキビ、化膿性扁桃炎(喉の腫れ)、急性肺炎、肝炎、腎炎、膵炎

 

⑦組織の老化が進行する

 

シミ、シワ、ほうれい線など肌の老化現象、動脈硬化

 

 

実は、痛み止めも顆粒球を増やす

 

私たちは、ストレスを感じると、知らないうちに、交感神経が緊張し、血中の顆粒球が増え、活性酸素がまき散らされています💦活性酸素は組織を破壊していきますので、ストレスを抱えている方は、病気、老化の予備軍であると云えるでしょう。

 

実は、顆粒球を増やすのはストレスだけではありません。鎮痛剤も交感神経を緊張させ、顆粒球を増え、活性酸素をまき散らすってご存知でしょうか!鎮痛剤を使用すると胃が悪くなったり、胃炎になることが多いのは、この顆粒球が胃を攻撃するためです。

 

鎮痛剤で胃が荒れるのは、アス〇リン、インド〇タシンなどの含有成分に、交感神経を刺激する作用があるからです。さらに鎮痛剤は、プロスタグランジンの作用を止めてしまいます。プロスタグランジンは、交感神経の働きを抑え、血行を促進する作用があるのに、これを抑えて込んでしまうため、余計に活性酸素が暴れ、かえって回復を遅らせる結果になります💦

 

よく膝痛、腰痛がつらいからと痛み止めを2~3年も常用している方がいますが、交感神経の緊張が続き、冷え性、高血圧、糖尿病など別の病気が発症します。すると、さらに薬が増えます。10種類近くを超える薬のうち8割は鎮痛剤が含まれていますので注意が必要です💦

 

 

日本人は、ドラッグストアで簡単に薬を買えたり、CMでキレイな女優さんが薬を宣伝しているため、薬を使うことに全く抵抗がありません。頭痛、生理痛には痛み止め胃が痛むといって胃薬眠れないからといって睡眠薬、精神安定剤肩や腰が痛いといって湿布を貼る習慣があります。誰もが簡単に薬を使います。

 

しかし、こうした薬こそが、交感神経を緊張させ、かえって病気をこじらせています。痛みをとるために一番大切なことは、痛みを薬で麻痺させることではありません。根本的な解決策は、血流を回復させることです。

 

危険!長期間にわたるステロイドも体にたまる

 

ステロイドは、重症の火傷でも、一瞬で炎症を止めるため、救命に一刻も争うような危機的な場合は、ステロイドは、まさに”魔法の薬”ですが、アトピー性皮膚炎などの慢性疾患では、事情が異なります。

 

確かにステロイドの使い始めは、組織の炎症をとる善玉ですが、使い続けていくうちに組織を破壊する悪玉に変わっていくので注意が必要です。ステロイドは使い始めたばかりの頃は、まだ体外に排出されるため「アトピーが嘘のようにキレイになった」と感じます。ところが”皮膚の調子が良いから”といって使い続けてしまうと、体に蓄積されます。やがて酸化コレステロールに変化し、周辺の組織が酸化し、破壊されていきます。

 

酸化したステロイドは、交感神経を刺激し、血流障害、顆粒球の増加を引き起こします。そのため大量の活性酸素が組織を破壊し、患者さんの体は冷え、だるさ、炎症が悪化します。長期間ステロイドを使い続けた人の皮膚は、日焼けしたような茶褐色に変色し、無数のシワが刻まれるようになります。ステロイドの軟膏や内服薬は、酸化を一気に進行し、若者の皮膚でも短期間で老化させてしまいます💦

 

大切なのは薬やステロイドを抜くこと

従来の医学は、ステロイドを塗ったときの効果しか考えられていませんでした。ステロイドを塗り続ければ、組織に停滞し、酸化コレステロールに変性し、皮膚を破壊する。この仕組みを医師でも理解していなかったのです。

 

弱いステロイドでも何年も皮膚に塗り込めると、難治性アトピー性皮膚炎に移行します。大切なことは、ステロイドを決して使用しないこと。良くしていくには、体内に溜まってしまった酸化コレステロールを抜くしか方法はありません!しかし、ステロイドをいきなり抜くと組織の破壊が急激に進むので、予期せぬトラブルに見舞われる可能性があります。必ず医師の管理下でステロイドを切る様にしなくてはいけません。場合によって入院が必要な場合があります。

 

薬に頼らない選択

繰り返しになりますが、あらゆる不調や病気の根本的な原因は、交感神経の過緊張にあります。悪くなった原因を省みず、薬を使っても、余計に交感神経を緊張させ、こじらせるだけ!不調や病気を改善するには、交感神経の緊張を招く原因と、薬をまず手放すことです。

 

私も以前そうでしたが、働きすぎ、夜更かし、寝不足、暴飲暴食、アルコール、夜テレビ、夜スマホは自分の気持ち次第で止めることができます。また悩み事がある方は、相談にのってもらえる友人やカウンセラーなどの助けを借りて、心の重荷を軽減することも大切ですヨガウォーキング森林浴温泉サウナ筋トレ読書瞑想ペットと触れ合うなどもストレス解消に効果的です。

それでも症状が改善しない場合や、もっと早く改善をご希望の方は、鍼の力を借りるのも1つの方法です。

鍼の響きで得られるこれだけの効果

 

薬は、交感神経を緊張させることで、カラダの排泄反応を止めることが目的。残念ながら、根本的な解決には至りません。鍼は副交感神経を高め、カラダの排泄反応を高めることを目的とした医療です。副交感神経は、排泄を促す神経。カラダに溜め込んできた毒素を排出し、不調や病気を根本的に解決していきます。

 

ツボ(反応点)に鍼をうつと、ズーンとした鍼特有の響きが得られます。人によっては、この響きが嫌だな、痛いと感じるかもしれません。しかしこの響きこそ、交感神経の緊張をゆるめるために欠かせない要素なのです。

 

人間の体には、もともと苦痛を避けようとする反射が備わっています。そのため鍼の響きが加わると、その苦痛から逃れようと、排泄しようという反射が起こります。この排泄反射こそが

副交感神経の作用!

 

 

 

焦燥感やイライラ、不安、薬で交感神経が緊張し、血が止まっていた方も、鍼で血液が通うようになれば、体内に溜まっていた老廃物や毒素が排出されていきます。

 

組織に栄養や酸素が行きわたるようになり、痛みや炎症、コリといった症状も消えます。さらに自律神経が整い、体の働きに必要な性ホルモンや酵素なども、全て正常に分泌できるようになります。もちろんリンパ球も増え、免疫力も回復するので自然な若返り効果も望めますよ

まとめ

長くなりましたが、最後まで読んで頂きまして、ありがとうございます。不調や病気を良くしていくには、思い切って鎮痛剤、湿布、制酸剤(胃腸薬)精神安定剤、ステロイド剤を止めることです。止めると不快症状はどんどん取れていきます。全ての薬は、交感神経の緊張を招く元凶。薬がないとどうしても不安だという方は、徐々に服用量を減らし、最終的に完全に断ち切れるようになると良いでしょう。

 

薬に手を出す前に、その不調や病気に至った原因を取り除くことが大切です。もし症状がつらい時や長引くときは、無理せずMari鍼灸Salonにご相談ください。鍼は副交感神経を高め、交感神経の興奮をおさえることで、不調や病気の改善に大きな成果をあげています。

 

Mari鍼灸Salon 院長・森田真理

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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