放置しておくと危ない!関節リウマチについて

2024年02月27日

関節リウマチが発症するきっかけ

 

関節リウマチが、発症する前ぶれ的な症状の1つに、疲労、倦怠感があります。皆さん、疲労を甘くみていませんか?疲労を放置しておくと、免疫システムが破壊され、”サイトカイン”(炎症性物質)が発生します!感染症風邪を引き起こしやすくするだけでなく、痛み、腫れ、発熱など、局所だけでなく、全身の炎症に発展したり、自己免疫疾患を招くこともあります。

 

関節リウマチの大部分にあたる60~70%の方は、数週間から数か月にわたって発症します。急性に発症するケースは、8~15%程度。残りの15~20%は、数日から数週間で発症する中間型です。

 

関節リウマチの原因については、いまだに不明な点も多いのですが、身体が冷えたとき天候の変わり目動きすぎ、喫煙をきかっけに発症することがあります。前日に、小麦粉、乳製品、コーヒー、辛い物、天ぷらなど油っこいものを食べると、翌日に悪化するケースも多いです💦いずれにしても免疫異常が関与していることは明らかです。関節リウマチは、最も頻度の高い”自己免疫疾患”の1つになります。

 

関節リウマチ、どんな症状がでるの?

関節リウマチは、早朝から「朝のこわばり」があるのが特徴の1つです。しばらく動かしているうちに、楽に動かせるようになります。こわばりの原因は、睡眠中に、炎症部位に、組織液が溜まり、むくみが起こるためと考えられています。

 

【参考文献:可視総合光線療法 理論と治験より】

 

また手指、手首の関節に”左右対称に症状が出る”のも大きな特徴。長期にわたり炎症が続くと、

あちこちに移動したり、関節が曲がったまま固まってしまいます💦放置しておくと、次第に軟骨や骨が破壊され、脱臼や骨の変形、骨折を招きやすくなるので注意が必要です。

 

関節の変形で、ひどくなると寝たきりになる事もあります。安易に放置せず、できる限り早めに炎症を鎮め、血液検査でも正常値になるよう、きちんと養生していくことが大切です。

 

関節リウマチへの”お灸効果”

 

現在、関節リウマチを治癒させる薬はなく、一般的に”ステロイド薬”で強制的に炎症を抑えます。腫れや痛みはひきますが、本来、働くべき免疫を抑え込んでしまうため、副作用として感染症などを引き起こしやすくなったり、骨粗しょう症を招きやすくなります💦また長期間、薬だけに頼っていると、血行不良になるため、関節を動かす筋肉の拘縮が起こり、”廃用性委縮”を招く場合もあり根本的な解決にいたりません。

 

一方、昔ながらのお灸は、よもぎの温熱刺激によってステロイドホルモンである副腎皮質ホルモン(コルチゾール)が分泌される事もわかり、アレルギー自己免疫疾患への臨床にも採用されています。施灸により、血行が促進され、白血球が活性化され、炎症や痛みを抑制する効果がわかっています。増加するアレルギー疾患や自己免疫疾患、難治性の炎症性疾患のほとんどに、ステロイド剤が使われますが、お灸は副作用なく、自らのステロイドホルモンを活性化を促すことができます。(北里大学東洋医学総合研究所 伊藤剛先生)

 

関節リウマチはどれ位で良くなるの?

 

一般的に、関節リウマチの経過は3つのタイプに分類されます。約50%は2年以内に緩解し、10%前後は寝たきり、あるいはそれに近い状態になり、残りの40%はその中間をたどると言われています。

 

関節リウマチの方は、疾患に対する不安感、病状に対する進行への恐怖感、治癒への焦り、イラだちが多いため、自律神経系が不安定になりやすくなります。また炎症が悪化し、関節が腫れたり、痛みがでることを恐れるため運動不足に陥りやすくなるため、冷え性、末端や指先の血流が悪くなりがちです。

 

ですので、投薬だけでなく根本的な解決策を投じることが重要です。をはじめとし、炎症を抑えこむ食事療法、日光を浴びながら30分程度のウォーキング、質の高い睡眠をとると、早い方で1~2か月ほどで、腫れや痛みが軽減したり、3か月後には鎮痛剤を手放すことが出来る方もいます。また変形は残っても、進行や関節痛は軽減し、仕事や日常生活を送れている方もいらっしゃいます。

 

まとめ

関節リウマチと、長く上手に付き合っていくには、毎日の食事がとても重要です。青魚オメガ3(亜麻仁油、えごま油)緑黄色野菜は、異常な免疫反応を抑制してくれます。また適度な運動十分な睡眠は、炎症を抑える上で大切です。疲れたら無理せず休む、タバコを吸う方は禁煙する、また関節リウマチの患者さんは、ビタミンDが欠乏しやすいため、適度に日光浴をするなど、身体を良い状態に保つよう生活習慣の改善に努めましょう。

 

Mari鍼灸Salonでは、副作用のないお灸を中心に、異常な免疫反応を抑え、本来の免疫機能を取り戻すサポートをします。関節リウマチは出来るだけ早期に、炎症を抑え込むことで、骨折や関節の変形を予防し、寝たきりの予防になります。生活の質も上がり、結果的に医療費も少なくて済むようになりますので、早めにご相談ください。ご一緒に良くしていきましょう!

 

Mari鍼灸Salon 院長・森田真理

 

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