国民病ともいわれる「不眠症」
あなただけでは、ありません!ある調査によると、5人に1人の日本人が、睡眠について悩まされているそうです。不眠症の定義とは「睡眠問題が1か月以上続き、それにより日中に倦怠感、意欲低下、集中力低下、食欲低下が起こされる状態」をいいます。
【目次】
1.あなたは、どのタイプの不眠症?
2.なぜ眠れないの?その原因について詳しく解説します
3.これだけは押さえたい!「日常でできる不眠に対する対処法」9か条
4.睡眠薬の副作用
5.まとめ
1.あなたは、どのタイプの不眠症?
①入眠障害:寝つくまで1時間以上かかり、それを苦痛、ストレスに感じている人。
②中途覚醒:夜中に何度も目が覚める人。中高年や高齢者に多い。
③早朝覚醒:起きたい時刻より2時間以上もはやく、目が覚めてしまう人。うつ病や高齢者に多い。
④熟睡障害:睡眠時間はとれているのに、疲れがとれない。日中はぐったり仕事がはかどらない。
「睡眠時無呼吸症候群」の可能性も!?
2.なぜ眠れないの?その原因について詳しく解説します
①入眠障害の人
原因は、脳が興奮しているために、寝つけないのです。
寝入りばなにスマホ、寝る直前までテレビをつけっぱなし、パソコンなど操作して
いませんか?寝る1時間前に、ブルーライトの光をあびると、脳が興奮してなかなか寝つけな
くなるので注意をしましょう。
夕方4時以降のカフェインも、脳が覚醒してしまいますので控えましょう。
また寝る前に、タバコを吸うと入眠障害を引き起こしやすくなります。
②中途覚醒、早朝覚醒の人
このような人は、なにか不安をかかえている、もしくは交感神経の緊張状態がつづいている、
更年期障害、泌尿器系のトラブルが原因のひとつです。無意識のうちにカラダを緊張させてしま
っている人も多いです。
④熟睡障害の人
ストレスや寝ているあいだに歯を食いしばっていたり、睡眠時無呼吸症候群も一因のひとつと
考えられています。
3.「日常でできる不眠に対する対処法」9か条
✔寝入りばなにスマホチェックをするのはやめましょう
✔夜パソコンやタブレットを使用する場合は、寝る1時間までにしましょう。
✔寝酒は、夜中に中途覚醒をひき起こします。寝る前のお酒は控えましょう。
✔コーヒーなどのカフェインは、夕方4時までにしましょう。
✔寝る直前のおタバコは入眠しづらくなります。控えましょう。
✔夜はぬるめのお風呂にゆったり浸かりましょう。入眠しやすくなります。
✔昼寝をする場合は、3時までに済ませましょう。それ以降になりますと入眠しづらくなります。
✔夜9時以降、激しい運動は控えましょう。脳が興奮し入眠を妨げてしまいます。
✔夜間にコンビニの照明(無影灯)を浴びるのはひかえましょう。交感神経が刺激され、入眠しづ
づらくなります
4.睡眠薬の副作用
睡眠薬の副作用は、頭痛、ふらつき、記憶力の低下、眠気、消化不良、転倒などが示唆されてい
ます。特に睡眠薬がのこった状態で車の運転は危険ですので、絶対にやめましょう。
5.まとめ
もし1か月以上、眠れない場合は、ご相談ください。
鍼灸をすると「交感神経」の過緊張がゆるみ、自然と入眠しやすくなります。さらに不眠による倦怠感や集中力低下、意欲低下の改善にも効果が期待できます。
ウツや自律神経失調の場合は、睡眠薬をのんでも「不眠症」を改善するのが、難しい場合があります。そのような場合は一度、鍼灸をお試しください。