朝、起きて「寝違え」をしてしまったときの正しい対処法についてご紹介いたします。
【目次】
1.首を寝違えてしまったとき「温めるの?」「冷やすの?」
2.こんな人は「寝違え」しやすい
3.なぜ「寝違え」を起こすの?
4.「寝違え」はどれくらいで治るの?
5.まとめ
1.首を寝違えてしまったとき「温めるの?」「冷やすの?」
「じっとしていても痛い」「痛みで夜も眠れない」場合は、炎症が起きていると考えられます。
このようなときは、無理に首を動かさず、消炎作用のある「冷湿布」を貼りましょう。
48時間~72時間たって、炎症がひいてきたら冷湿布を貼るのを控えてください。
氷のうやアイスノンで冷やすと、かえって筋肉が硬くなり、回復が遅れるので控えましょう。
炎症があるときは「温める」のは、止めましょう。かえって痛みが助長されます。
2.こんな人は「寝違え」しやすい
✔うつむき姿勢のままデスクワークする人やスマホ操作する人
✔長時間、うつむき姿勢で家事をする人
✔首がほっそり長い人
✔ストレートネックの人
✔うつむき姿勢のまま仕事をするネイリスト、アイリストの人
✔交通事故の後遺症がある人
✔食いしばりがある人
✔過度に疲れがたまっている人
✔お酒を飲んだ直後に寝る人
✔クーラーの風で冷やし過ぎている人
✔あまり寝返りをうたない人
3.なぜ「寝違え」を起こすの?
長時間のうつむき姿勢は、首を支えている深層筋に20㎏以上もの負荷がかかっています。
次第に、首の深層筋に疲労が蓄積し、だんだん筋肉が硬く「拘縮」してしまいます。
すると、首の深層筋がこれ以上、骨を支えきれなくなり、表層筋に炎症が起き「寝違え」が発症してしまいます。
突然、痛くて動かせなくなったように感じるかもしれませんが、実は何年も蓄積してきた疲労やコリによって発症(寝違え)した結果なのです。
4.寝違えはどれくらいで治るの?
痛みがひくのにかかる日数は、早くて3日、だいたい1週間くらいで良くなるでしょう。
痛いときは、首が痛くなる方向に動かしたり、もんだり、マッサージは避けてください。
うつむき姿勢は控えて、日中は首にタオルなどを巻いて、首にかかるストレスを減らしたり、夜、寝る時も首にタオルを巻いて休むようにして下さい。
5.まとめ
「寝違え」の原因は、首の深層筋のコリです。
痛みで動かせないとき(炎症期)は、首に直接、鍼をせず、背中や肩、手足のツボへ鍼をし、痛みが早くひくように、サポートさせていただきます。
3日~1週間ほど経過し、炎症がとれてきたら、首の深層筋の「筋膜の癒着」や「拘縮」を鍼先で丁寧にほぐしていきます。
首の深層筋には「自律神経」が巡っていますので、首がやわらかくなると、気分も明るくなり、アンチエイジング作用もあります。
下記のリンクご覧ください。
寝違えを起こしやすい人は、ぜひ一度ご相談くださいね。
あなたのお力になれます。
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