「寝違え」てしまったとき、冷やすの?温めるの?

2020年08月16日

朝、起きて「寝違え」をしてしまったときの正しい対処法についてご紹介いたします。

 

 【目次】

1.首を寝違えてしまったとき「温めるの?」「冷やすの?」

2.こんな人は「寝違え」しやすい

3.なぜ「寝違え」を起こすの?

4.「寝違え」はどれくらいで治るの?

5.まとめ

 

1.首を寝違えてしまったとき「温めるの?」「冷やすの?」

 

「じっとしていても痛い」「痛みで夜も眠れない」場合は、炎症が起きていると考えられます。

このようなときは、無理に首を動かさず、消炎作用のある「冷湿布」を貼りましょう。

48時間~72時間たって、炎症がひいてきたら冷湿布を貼るのを控えてください。

氷のうやアイスノンで冷やすと、かえって筋肉が硬くなり、回復が遅れるので控えましょう。

炎症があるときは「温める」のは、止めましょう。かえって痛みが助長されます。

 

 

2.こんな人は「寝違え」しやすい

✔うつむき姿勢のままデスクワークする人やスマホ操作する人

✔長時間、うつむき姿勢で家事をする人

首がほっそり長い人

ストレートネックの人

✔うつむき姿勢のまま仕事をするネイリストアイリストの人

交通事故の後遺症がある人

食いしばりがある人

過度に疲れがたまっている人

お酒を飲んだ直後に寝る

クーラーの風で冷やし過ぎている

✔あまり寝返りをうたない

 

 

3.なぜ「寝違え」を起こすの?

 

長時間のうつむき姿勢は、首を支えている深層筋に20㎏以上もの負荷がかかっています。

次第に、首の深層筋に疲労が蓄積し、だんだん筋肉が硬く「拘縮」してしまいます。

すると、首の深層筋がこれ以上、骨を支えきれなくなり、表層筋に炎症が起き「寝違え」が発症してしまいます。

突然、痛くて動かせなくなったように感じるかもしれませんが、実は何年も蓄積してきた疲労やコリによって発症(寝違え)した結果なのです。

 

 

4.寝違えはどれくらいで治るの?

痛みがひくのにかかる日数は、早くて3日、だいたい1週間くらいで良くなるでしょう。

痛いときは、首が痛くなる方向に動かしたり、もんだり、マッサージは避けてください。

うつむき姿勢は控えて、日中は首にタオルなどを巻いて、首にかかるストレスを減らしたり、夜、寝る時も首にタオルを巻いて休むようにして下さい。

 

 

5.まとめ

「寝違え」の原因は、首の深層筋のコリです。

痛みで動かせないとき(炎症期)は、首に直接、鍼をせず、背中や肩、手足のツボへ鍼をし、痛みが早くひくように、サポートさせていただきます。

3日~1週間ほど経過し、炎症がとれてきたら、首の深層筋の「筋膜の癒着」や「拘縮」を鍼先で丁寧にほぐしていきます。

首の深層筋には「自律神経」が巡っていますので、首がやわらかくなると、気分も明るくなり、アンチエイジング作用もあります。

下記のリンクご覧ください。

 

アンチエイジングの鍵は「自律神経」にあった

 

寝違えを起こしやすい人は、ぜひ一度ご相談くださいね。

あなたのお力になれます。

 

Mari鍼灸Salon 院長・森田真理

Mari鍼灸Salon 院長・森田真理

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