「後縦靭帯骨化症」とは首の後ろについている後縦靭帯厚くなり、骨へと変異してしまう現象!
いったん骨に変異すると、柔軟性がなくなるため、動きが悪くなったり、手足がしびれたり、
最終的には麻痺が残ってしまいます。
頸椎だけでなく、腰椎や胸椎についている後縦靭帯も、骨化するケースがあり
それが、背中の痛みや足のしびれへ発展する場合もあります。
なぜ骨化するの⁉後縦靭帯骨化症の3つの原因にせまる!
①甘いものの取り過ぎ、肥満
後縦靭帯骨化症の患者さんの20.7%は「糖尿病」の既往歴を持っており
47.5%もの方が「糖尿病予備軍」
実際に「後縦靭帯骨化症」の手術をした患者さんを調査した結果、
空腹時のインスリン値が異常に高く、軽い糖尿病が発生していたことが判明!
また後縦靭帯が骨化しやすい方は、肥満になりやすい体質ともいわれています。
ちなみに、砂糖を摂取している方は、そうでない方と比べると、筋肉が2.2倍も
硬くなる傾向があるので注意したいところですね。
②老化現象
実は、後縦靭帯骨化症は30代から水面下で始まり、年単位の長い経過をたどりながら
50代以降で発生しやすくなります。
良くなったり悪くなったりしながら、首から背骨にかけて動きに関わるじん帯が厚く、
柔軟性がなくなり、最終的に骨化していくようです。
③長時間のうつむき姿勢
首の「後縦靭帯骨化症」の患者さんの大半は、長時間うつむき姿勢であることが
日常生活の調査で明らかにされています。
首を前に長時間、倒していると、常に後縦靭帯が引っ張られ、硬く厚くなるため
それが骨化につながるのではないかと云われています。
※後縦靭帯骨化症の原因は、はっきり解明されていないそうですが、遺伝的要素、糖尿病、肥満
老化現象、姿勢の悪化が原因ではないかと指摘されています。
後縦靭帯骨化症を防ぐために、日常生活で気を付けるべき事
首が冷えると、痛みが悪化するので、マフラーかストールを巻いて、首を必ず保護してください。
「うつむき姿勢」で症状が悪化しやすくなるので、デスクワークや家事をする場合は
15分に1回は、首をストレッチし、首周りの血流を促してあげましょう。
さらに、お菓子や清涼飲料水など甘い物は、筋肉を硬くするので控えるようにしましょう。
後縦靭帯骨化症、異変を感じたらすぐにご相談ください
後縦靭帯骨化症は、最初は首コリ、肩こり、頭痛、めまいなどから始まり、進行していくに伴い
手や足の指先にシビレが出る、次第に腕に痛みが出る、シビレの範囲がどんどん広がると
手指が動かしづらくなります。
ひどくなると、足にもシビレが出たり、足がフラフラしたり、重症化すると、排尿障害や便秘がちになります。
放置しておいても、重症化するだけです。
Mari鍼灸Salonでは、皮下5㎝~10cm奥にある、骨に付着して硬くなっている
深層筋を鍼先で、丁寧に柔らかくなるまで、ほぐしていきます。
他の鍼灸院では、体の表面に何本も鍼を刺したまま、放置してから抜く手法ですが
当サロンでは、痛みの原因になっている深層筋にターゲットをしぼりこみ、
徹底的にほぐしていくので、シビレが良くなります。
異変を感じたら、放置せずご相談ください。