鍼灸師が教える効果バツグン！夏バテに効くツボ

2023年08月29日

本格的な夏バテは９月以降に発生しやすい

今年の夏も暑かったですねー💦

夏もそろそろ終わりに近づき、暑さによるダメージが出てくる時期です。実は季節とカラダは２か月のタイムラグがあるため、本格的な夏バテは、９月以降に出やすくなります。

○最近、この様な症状でお困りではありませんか？

【夏バテチェックリスト】

１．なんだか最近やる気が起きない

２．グッタリ、疲れが抜けない

３．お腹が冷えている、下痢気味だ

４．お腹が張って苦しい、便秘がある

５．頭がボーっとする、頭重感、頭痛がある

６．熟睡できない、途中で目が覚める、朝スッキリ起きれない

７．めまいがする、立ちくらみがある

８．イライラ・怒りっぽくなった

１つでも当てはまった方は”夏バテ”の可能性があります。

夏バテは、心身の消耗を脳に、疲労感として知らせる”生体アラーム”。夏バテを軽くみてはいけません！放置しておくと、慢性炎症（肌荒れ、胃腸炎、不正出血、喉痛、鼻炎など）、免疫力の低下、自律神経の乱れ、婦人科疾患、うつ、過労、細胞機能の衰え（老化）につながる可能性があります💦

夏バテでお困りの方は、今すぐツボ押しをお試しください！簡単で効果バツグンの”夏バテ解消のツボ”をご紹介いたします♪

グッタリ～、お疲れを解消するツボ”指間穴”

バテバテ～！いくら休んでも、夏のお疲れが取れない方は、”血行不良”が原因の１つ。【夏バテチェックリスト】で１,2が当てはまった方は、指の股にある”指間穴”を刺激しましょう！やり方は、いたって簡単♪

両手の指を付け根まで、ギューッと入れて組み合わせ、全部の指に力を入れます。組んだ指の付け根を、思い切り痛いほど、強くはさみ、30回ほど圧迫します。この動作を繰り返すだけで、血流が良くなります。手の先だけでなく、足やお腹までポカポカに！疲労回復はもちろん、気の巡りも良くなるため、元気、やる気アップにもつながりますよ♪

便秘ばかりか、下痢も解消する万能ツボ

【夏バテチェックリスト】3,4が当てはまる、頑固な便秘で苦しんでいる方、冷たい飲食でお腹を冷やし、下痢で困っている方は必見！手の平の中央から下の部分は、人体でいうところの下腹部に相当します。人体の下腹部には、便秘や下痢によく効く”神闕（しんけつ）・関元（かんげん）・大横（だいおう）・天枢（てんすう）“などの名穴が多数ありますが、それらのツボと同じ効果を持つツボが、手の平より下部にあります。

ここを親指で、強めに２～３分ほど押してみてください。刺激を繰り返しているうちに、大腸が活発に動きだし、便意が起こり、便秘が解消します♪

一方、下痢の場合は、お灸もしくはドライヤーの温風を１～２分程度、当てます。温刺激をしているうちに、下痢や腹痛がおさまってくるでしょう。

頭痛・頭重感・めまい、立ちくらみを解消するツボ

頭のツボは、中指の先端に集結しています！【夏バテチェックリスト】５が当てはまる方、頭痛がとれない、頭重感がある、頭がぼーっとする方は、中指の先端にある「百会（ひゃくえ）」を爪先や、楊枝やボールペンの先で刺激してみてください。頭が痛む方は、強い圧痛があるはずです！軽い頭痛なら２～３分、頑固な頭痛でも7～８分で痛みが和らいできます。

【夏バテチェックリスト】7が当てはまる方、立ちくらみ、めまいがある方は、中指の第一関節（両サイドにある赤の点線）を反対側の指で３０回ほど、強めに押すと楽になってきます。一度で良くならない方は、根気よく、毎日３セットほど刺激を繰り返しましょう。

【夏バテチェックリスト】6,8が当てはまる、睡眠障害、イライラ感がある方は、中指の第一関節の中央にある「亜門（あもん）」を30回押してみてください。ここは、人体の脳幹、視床下部に位置する場所で、イライラを鎮めたり、自律神経のバランスを整える作用があります。

まとめ

”手は、まさに全身の縮図です”。心身の不調は、全て手に現れます。忙しさに追われ、ストレスが強い状態が続くと、かえって疲労感が麻痺し、無理し過ぎてしまいます💦気づいたら、疲労が積み重なり”過労”となります。こうして疲労因子が蓄積することで、細胞機能が衰え、老化、自律神経の失調、免疫力低下、疾患へとつながっていきます。

ツボ押しでも回復なさらない方は、一人で我慢せず、ぜひ当院にご相談ください。