鍼灸をうけたあと、「とても眠い」「だるくなった」「急に腰がいたくなった」なんて経験はありませんか?これらの症状は「めんげん反応」といいます。この「めんげん反応」について知らないと、鍼灸のせいで体調を崩したと思い、鍼灸をやめてしまうのは、本当に勿体ないことです。そこで「めんげん反応」が起きる原因や経過、対策について、徹底的に解説します!
【目次】
1.めんげん反応ってなに?
2.どうして「めんげん反応」が起きるの?
3.「めんげん反応」はこのような段階で出現
4.「めんげん反応」が出たときに取るべき3つの対策
5.最後に
1.めんげん反応ってなに?
鍼灸では、症状が良い方向へ転じるときに起きる、一時的なカラダの不調を「めんげん反応」つまり好転反応といいます。お薬など服用していない場合、2~3日でスッキリ回復し、施術前よりも断然、カラダが楽になります。
2.どうして「めんげん反応」が起きるの?
慢性的に(長期間)こりかたまっていた筋肉が、ほぐれることで血中に大量の老廃物がながれてくる事が原因と考えられています。今まで悪かったところが、良くなり始めたり、弱っていた臓器の働きが良くなり始めたときに「めんげん反応」がでてくる場合があります。
3.「めんげん反応」はこのような段階で出現
【第一段階 弛緩反応】
だるさ、眠い、倦怠感、疲労感
鍼灸が初めての方、長い間、施術をしていなかった方、筋肉が硬く、交感神経が高めの方に起きる反応。乱れていた自律神経が回復しようとしている時期に起きる反応です。
【第二段階 過敏反応】
痛み、かゆみ、腫れ、便秘、下痢、発汗
長い間、慢性的にわずらっていた人におきる反応のひとつ。一般的に、健康な人であれば、どこかわるくなった場合、「急性症状」を発症し、短期間で回復します。
第二段階でおきる反応は、慢性疾患になってしまう前段階の「急性期」に戻るか感じです。
長い間、わずらっていた部分に、最も反応がでてきますが、健康体に近づいているサインですのでご理解ください。
【第三段階 デトックス反応】
蕁麻疹、吹き出物、肌荒れ、目やに、尿の色やニオイの変化
代謝があがり、血行が良くなったため、今までため込んできた毒素を排泄している時期。この時期を乗り越えていただくっと、皮膚が美しくよみがえり、若返りをご実感できます。
【第四段階 回復反応】
頭痛、動悸、吐き気、発熱、痛み、腹痛
鍼灸によって、筋肉がほぐれ、滞っていた汚れた血液が、一時的にながれてくると起きる反応。
この時期を乗り越えていただきますと、正常な健康体に回復していきますので、くじけず頑張りましょう。
※鍼灸のあとにでてくる不快な症状は「めんげん反応」の一つとご理解ください。
めんげん反応を乗り越えたさきに、元の健康な心身を手に入れることができます。
Mari鍼灸Salonでも、全力でサポートさせていただきますので、ご一緒に乗り越えていきましょう。
4.「めんげん反応」が出たときに取るべき3つの対策
1.白湯を1リットル、こまめに飲む
はやく老廃物をだすためにも、こまめに白湯をのんでデトックスしましょう。
2.湯船につかる
血流をよくすることで、はやくに「めんげん反応」がとれ、回復を助けてくれます。
首までしっかり浸かってあげましょう。
3.たっぷり睡眠をとる
連続7時間は睡眠をとりましょう。症状が重篤な方は22時までには就寝することがポイントです。十分な睡眠をとると、ダルさや疲れがとれ、スッキリします。
5.最後に
いかがでしたか?
めんげん反応の特徴は、多くの場合、1日から数日で回復します。
もし3日以上たっても回復しない場合は、ご相談ください。
心身が回復するまでの間、全力でサポートさせていただきます。